ピアノでは、音階は1オクターブごとに循環します。その性質を元にして、螺旋型のピアノのような鍵盤を持つキーボードを作りました。構造は、左回りの螺旋で、1回転で1オクターブ、音の高さは、螺旋の上の方が高く下の方が低くなっています。このモデルでは、
Mathematica ->
(Open Inventor)VRML
と、データが流れていきます。そこでは、リアルタイムとしてでも、連続なものとしてでもMIDI
イベントとして扱われ、Roland Sound Module で合成され、空間内の人物や
鍵盤
を考慮して音の聞こえてくる方向が決まるようになっています。そのために、
Crystal River Engineering Acoustetron II や
Pioneer Sound Field Control speaker-array System
などの多くの装置を用います。
この装置はあと何カ月かのうちに機能できるよう進行中です。
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Discontinuous (spiraling) color wheel (color-complementing traditionally black keys) |
Chromastereoptic rendering |
この螺旋キーボードの最も変わった特徴は、仮想空間内の人を 増やす ことができるという点でしょう。それがどのように有効かというと、例えば、螺旋内の上の方と下の方に一人ずつリスナーを置きます。その二人のデータを合成したリスナーを螺旋の中央に置けば、相対的に螺旋を2倍の高さに感じることができるようになります。また、複数の螺旋を対照的に置くより、別々のオクターブにある対応する音が同じ方位から聞こえて来ることができるように、螺旋は重ねて置く方がいいと思われます。 |